DXの取り組み
代表取締役社長 社長執行役員
國島 賢治
私たち愛知時計電機株式会社は、持続可能な社会の実現に向けて「はかる技術とつなぐ技術でサステナブルな社会づくりに貢献する」というビジョンを掲げ、中期経営計画2026を推進しています。
この計画の中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)は、当社の成長と革新の鍵となる要素と位置づけており、業務効率化と新たな価値創出を目指して進行中です。
特に、データ活用の時代における新たな価値として、計測分野におけるスマートメーターの事業拡大と、ガス・水道分野の計測データ配信サービス「アイチクラウド」の展開を進めています。これにより、関連サービスとの連携による利便性の向上とデータ価値の最大化を推進することで、お客様の業務効率化、DXへの貢献を目指しています。
また、社員一人一人がデジタル技術を身に着け業務改革を遂行できるよう、社内人材の育成にも力を入れています。全社員への教育のほか、計画を主導するDXリーダーの選任と教育を行い、全社的な推進体制を整備しています。
当社は、これからも「人と地球にやさしい明日をつくる」というミッションのもと、全社員一丸となってDXを推進し、社会課題の解決に貢献してまいります。
経営ビジョン
愛知時計電機のビジネスモデル
愛知時計電機グループは、「信頼」「創造」「奉仕」の企業理念のもと、120年以上にわたり培ってきた強みを活かし、高品質な製品・サービスを提供し続けています。2024年度にスタートした「中期経営計画2026」を推進し、あらゆるステークホルダーの皆さまの期待に応えるとともに、計測技術を通じて新たな可能性を世界に広げていきます。
Aichi_DX ロードマップ
DX戦略として中期経営計画2026におけるAichi_DXロードマップに基づき行動へ移すため、新たにAichi_DXロードマップ・詳細版を策定しました。
本ロードマップに基づきDX推進を実施いたします。
全社横断的にDXを推進し、収益力の向上を図る
主な取り組み
- DX人材育成(全社共通)
- 生産工程の自動化・省人化(生産部門)
- 顧客情報の要求化による営業活動の効率化(営業本部)
- 開発・設計ツールの充実(開発部門)
- 経営情報の可視化(管理部門)
Aichi_DX ロードマップ(詳細)
DX推進体制と人材育成
当社は「Aichi_DXロードマップ」に基づきDXを推進するため、DX推進チームを設置しました。あわせて、各部門でDXを牽引するDXリーダーの育成を行っています。
DXリーダーは各部門に配置され、部門ごとのDX施策を推進するとともに、DX推進チーム主催のDXリーダー会で連携や事例共有を行い、現場の小さな取り組みを段階的に全社展開へと広げていきます。
| 2024年 | 2025年 | 2026年以降 | |
|---|---|---|---|
| DXリーダー | 0名 | 20名 | 30名 |
| DXリーダー新規育成数 | 20名 | 10名 | 必要に応じ追加育成 |
| DX推進チーム | 0名 | 3名 | 必要に応じ増員 |
サイバーセキュリティ対策
当社はサイバー犯罪等に対応するため、情報セキュリティに関する方針、規程、要領を策定しています。主な取り組みは以下のとおりです。
- (1)サイバーセキュリティポリシーを定め周知
- (2)サイバーセキュリティの取り組みに係る指針となるサイバーセキュリティポリシーを整備・管理
- (3)最新のサイバーセキュリティポリシーを利害関係者(※関連会社含む)へ周知
- 本ポリシーは経済産業省のサイバーセキュリティ関連ガイドラインを参照のうえ策定しています。
- これらの実施状況については、年1回内部監査を行い、適切に運用されていることを確認しています。