愛知時計電機株式会社
愛知時計電機(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 星加 俊之)は、LPガス関連業務の合理化や新サービスの創出に役立つデータサービス「アイチクラウド」の運用を、2019年11月から開始いたします。
遠隔自動検針で日次取得する計測値やアラームなどを、別のクラウドサービスへ簡単に連携できるAPI(アプリケーション プログラミング インターフェイス)という仕組みを持たせたオープンプラットフォームで、他社が提供するウェブ請求サービスや配送合理化システムとも連携できるのが特徴です。
シンプルかつ低廉なデータサービスとして、LPガス業界のデジタル変革をアシストします。
通信規格は LTE Cat.M1 を採用
LPWA(省電力広域無線技術)通信規格の一つ、LTE Cat. M1(エルティーイー カテゴリー エムワン)方式の無線通信ユニットを採用。携帯電話向けLTEネットワークを活用することで、国内のほぼ全域で安定した通信が可能です。Cat. M1は4Gの通信規格ですが、次世代通信規格の5Gでも標準化が決定しており、通信インフラの環境変化にも対応しています。
また、無線通信ユニットの基地局サーチ間隔を約90秒に延伸し内蔵電池の消耗を極小にとどめることで、10年以上の超長期双方向通信を実現しました。省電力性能を高める一方、運用機器のファームウェアをネットワーク経由でバージョンアップするのに不可欠な、FOTA(Firmware On - The Air)機能も備えています。
デジタル変革の下支えとして
将来的なサービス拡張のポイントとなるのが、ガス分野以外との連携強化です。
今回活用する携帯キャリアのIoTプラットフォームは、当社が属するライフライン事業の他にも、モビリティ、不動産、食品、運輸などさまざまな業態とつながっています。このつながりを基に協業し、新しいビジネスモデル創出のプラットフォームとして活用していくことも視界に入れています。
ITシステムの「2025年の崖」問題などをきっかけに、LPガス業界内外では既存システムを仕分けして適切に刷新することが求められており、この分野の課題解決にアイチクラウドを役立て、LPガス事業を足がかりに新たな商品・サービスの提供を目指す事業者のデジタル変革を下支えしていく方針です。
【本件に関するお問い合わせ先】
愛知時計電機株式会社 IoT推進部
TEL:052-661-5265
FAX:052-655-0091
E-mail:kikaku@inet1.aichitokei.co.jp