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ガバナ圧力監視システム「次世代ガバナみはる」が2025年度日本ガス協会 「技術大賞」 を受賞

  • 2025年11月06日
  • 製品・サービス

2025年度 日本ガス協会  技術大賞受賞
【製品・サービス】
愛知時計電機株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 國島 賢治)は、東邦ガスネットワーク株式会社と共同開発したガバナ圧力監視システム「次世代ガバナみはる」が、一般社団法人日本ガス協会の主催する2025年度「技術大賞」を受賞したことをお知らせいたします。
本システムは、2022年度に同協会から技術賞を受賞しており、それに続く今回の「技術大賞」受賞となりました。

本賞は、ガス事業及びガス事業者の健全な発展と都市ガスの普及に貢献する製品を讃えるために設けられたものです。


1.受賞テーマ
「次世代ガバナみはる」の開発について

2.開発の経緯
ガスの安定供給を実現するには、ガバナの稼働状況の監視が欠かせません。また、多くのガス事業者は技術基準を維持するため、保安規程にガバナの巡視点検(毎月1回)を定めていますが、遠隔監視を導入することで巡視点検を代替でき、業務の効率化が可能となります。
前モデルでは遠隔通信にPHSが活用されていましたが、2023年3月末のサービス終了に伴い、安定供給の実現と巡視点検の効率化を維持するため、次世代の「ガバナみはる」が求められていました。そこで、防滴性能を高め、設置性を向上させつつ、最新のIoT向け通信規格LTE-Mに対応した「次世代ガバナみはる」を開発しました。

3.製品概要
「次世代ガバナみはる」は、自記圧力計・ガス警報ユニット・通信ユニットで構成されています。
⾃記圧⼒計は、乱流データの処理⽅法を考案し、処理電⼒を抑えながら4点計測0.5秒/3回の多点⾼速センシングを実現。通信ユニットは、通信出⼒を約10倍に増強し、マイコン及び通信チップの駆動制御を⼯夫することで約15ヶ⽉の⻑期間駆動を両⽴しました。
また、防滴性能を⾼めた圧⼒センサーを新たに開発し、地下ガバナへの設置も可能となりました。

4.特徴
『業界初』の乾電池で駆動するガバナ遠隔監視システムにLTE-M通信を搭載したことが最大の特徴です。通信出⼒を増強して監視エリアを⼤幅に拡⼤し、設置可能なガバナ数を増やしました。また、ガバナ⼆次側の乱流による圧⼒変動の影響を⾼速センシングで低減させながら、省電力化を図り、通信出⼒増強・⾼速センシングによる消費電⼒の増加と約15ヶ⽉の⻑期間駆動を両⽴しました。
また、防滴性能を⾼めた圧⼒センサーを使用できることも大きな特徴です。

ガバナ圧力監視システム
ガバナ圧力監視システム

 

一般社団法人 日本ガス協会|2025年度 技術大賞・技術賞受賞者

【本件に関するお問い合わせ先】
愛知時計電機株式会社 営業本部 ガス営業推進部
TEL : 052-661-5160  FAX : 052-655-0091
E-mail : kikaku@inet1.aichitokei.co.jp

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