クラウドひろがる、ミライもひろがる!<データ配信サービスレポートその2>

データ配信サービスの取り組みと、最先端のAI技術に取り組むソフトバンク株式会社様のインタビューをご紹介します。

事業・サービスの取り組み 現場の声・社員ストーリー

愛知時計電機は中期経営計画2026において、「はかる技術とつなぐ技術でサステナブルな社会づくりに貢献する」をビジョンに掲げています。このビジョンのもと、「市場・事業領域の拡大」「基盤事業の競争力強化」「企業価値の向上」という3つの基本戦略を軸に各重点施策を推進しています。
今回は市場・事業領域の拡大の中から「計測分野における新しい価値の創出」に焦点を当て、データ配信サービスの取り組みと、最先端のAI技術に取り組むソフトバンク株式会社様のインタビューをご紹介します。

愛知時計電機のデータ配信サービスイメージ
愛知時計電機のデータ配信サービスイメージ



データ配信サービスの取り組み

はかる技術とつなぐ技術で、ガス・水道のスマート化の実現に取り組んでいます

愛知時計電機は、ガス・水道メーターのトップメーカーとして、積極的にスマート化に取り組んでいます。
中期経営計画2026では、2027年3月末までにデータ配信サービス「アイチクラウド」への累計接続台数200万台を目指し、業務の効率化や異常の早期発見を通じて、社会課題の解決に貢献していきます。
※LPガスメーター、都市ガスメーター、水道メーターの合計



愛知時計電機がめざすデータ配信サービスの接続台数目標

累計接続台数と接続台数目標
累計接続台数と接続台数目標

 

関連リンク | 中期経営計画
関連リンク | 統合報告書

 



LPガス市場の拡大

LPガス分野では、総需要家数の50%以上でメーターとの通信が実現しており、当社のクラウドサービスも多くのガス事業者に採用いただいています。
2024年度には更なるサービス向上を目指し、通信端末のマルチキャリア対応を実現。通信エリアをさらに拡大しました。

 



都市ガス、水道分野への積極展開

2025年2月には、都市ガス分野のデータ配信サービスを開始しました。
ガスの使用量を自動で収集できるだけではなく、メーター遮断や警報など、現場で発生したセキュリティ情報をメールでお知らせします。
水道分野では、水道の使用量や料金を需要家様がスマートフォンなどで確認できる「Web明細システム」を2024年5月に開始しました。検針の省力化以外にも、利用者の利便性向上につながる機能として今後が期待されています。

 



AI技術との組み合わせによるデータ価値最大化

当社では、ガス・水道メーターやセンサーのスマート化とAI技術を活用することで、新たな価値の創出に取り組んでいます。
両者の融合による相乗効果により、従来では対応が困難であった顧客ニーズや社会課題に応えるとともに、製品の付加価値創出につなげています。

 

データ配信サービスの推進

スマートメーターが実現する業務効率化と新たな価値創出

愛知時計電機は、ソフトバンク様とのスマートメーター分野における協業を強化し、持続的な成長を目指します。
現在、ガス・水道ともスマート化が進んでおり、当社は、長年にわたり培ってきた計測技術と、ソフトバンク様の高度な IoTプラットフォームを組み合わせ、ガス・水道事業者様向けに、高付加価値なスマートメーターソリューションを提供しています。

「つなぐ技術「AI技術」で新しいコミュニケーション実現インタビュー
「つなぐ技術「AI技術」で新しいコミュニケーション実現インタビュー

ソフトバンク IoT&プラットフォーム本部 
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愛知時計電機 営業本部


SoftBank社屋
ソフトバンク様は、世界をリードするテクノロジー企業として、情報革命を通じて人々と社会を幸せにすることを目指しています。

IoT、AI、ビッグデータなどの最先端技術を活用し、通信事業に加え、企業向けソリューション、コンシューマー向けサービスなど幅広い分野で事業を展開しています。

SoftBankロゴ

 

ビッグデータを価値に変える「つなぐ技術」

愛知時計電機 IoT推進部、北海道ガス様
高付加価値なスマートメーターソリューションを目指して

左側 愛知時計電機、右側 ソフトバンク様
通信機能付きガスメーター(スマートメーター)に IoTデバイスやネットワークを組み合わせることで、事業者様の業務効率化を実現します。メーターからのアラームを常時監視し、双方向通信により迅速な安全確保とレジリエンス向上に貢献します。さらに、スマートメーターで取得したデータを活用し、需要家様に向けた新たなサービスや付加価値の提供を目指します。

 



スマートメーター分野の協業強化

愛知時計電機株式会社
営業本部
黒柳:
ソフトバンク様は、2018年4月に日本初となる IoT通信ネットワーク構築を完了されました。 当社はこの技術と豊富な IoT回線サービスを活用するため、ソフトバンク様との協業を開始し、スマートメーターに同社の通信ボードを搭載しました。
当社では通信分野の知見が限られる中、開発段階では課題もありましたがソフトバンク様の支援により、2019年11月にLPガスデータ配信サービス「アイチクラウド」の提供を開始しました。
その後、2025年には契約回線数が150万回線に達し、当初計画の約2.5倍の規模へと成長しています。

 



スマートメーターの普及と市場の変化

ソフトバンク株式会社
IoT&プラットフォーム本部 IoTビジネス統括部 IoTビジネス企画部 1課
大杉様:
LPガス市場では、集中監視システムの設置率が2019年度の約20%から、2025年には約60%まで拡大しました。スマートメーターの普及が進み、当社の技術もその普及に貢献しています。
スマートメーターにより検針や保安情報を自動収集でき、ガス残量の可視化による供給停止リスクの低減や、配送・保守業務の効率化を実現しました。これらは人手不足への対応にもつながっています。
さらに、配送効率を高める「Routify」や請求書のWeb化を実現する「Gascope」などのサービスを展開し、通信デバイスを起点とした価値提供で市場ニーズに応えています。

 

愛知時計電機の「データ配信サービス」と
ソフトバンクの「AI技術」が生み出す次の可能性

 



持続可能な社会の実現に貢献

愛知時計電機株式会社
営業本部
武田:
ガス分野では、緊急時のアラーム通知や遠隔遮断などの双方向通信機能が、需要家の安全性向上に貢献します。
また、LPガスにおいては、ガス残量の可視化によるシリンダー交換の効率化を通じてエネルギー削減にもつながります。
水道分野では、漏水・逆流のアラームや流量データを活用し、使用実態に応じた適切な設備選定を支援します。
今後は、取得したデータやAIの活用が重要です。使用量・料金の見える化サービスに加え、AIを活用した高齢者の見守りやフレイル検知などの提供を通じ、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 



AI・ビッグデータ解析による価値創造

ソフトバンク株式会社
IoT&プラットフォーム本部 IoTビジネス統括部 IoTビジネス企画部
部長 円田様:
ソフトバンクは、AIを単なる技術ではなく、企業の競争力や経営を左右する重要な資源と捉えています。今後、AIは企業存続に不可欠な要素であり、成長を牽引するエンジンとして位置づけられています。
この考えのもと、AIを中核とした事業展開を推進し、革新的なサービス創出や既存事業の高度化を通じて新たな価値創造を目指しています。さらに、AIやビッグデータ解析による社会全体の効率化や課題解決にも貢献し、より良い社会の実現を目指しています。

 

最後に


長期的なパートナーシップが生み出す価値

ソフトバンク株式会社
IoT&プラットフォーム本部 IoTビジネス統括部
統括部長 花山様:
IoTデバイスを契機として、愛知時計電機様と素晴らしいパートナーシップを築くことができました。このご縁を、今後も長期的に大切にしていきたいと考えています。
ソフトバンクは、変革の時代においてAIを企業成長と社会変革の中核と捉え、AI技術を活用して社会の複雑な課題を解決し、これまでにない新たな価値の創出を目指しています。医療、モビリティ、エネルギー分野などにおいて、AIを活用した先進的なサービスの開発と実用化を推進しています。
今後は、愛知時計電機様への IoTデバイス提供にとどまらず、同社が長年培ってこられたノウハウを活かし、AIを軸としたコンテンツサービスをエネルギー事業者や需要家の皆さまへ共に提供できるよう、より強固な協業体制を築いていきたいと考えています。

 

愛知時計電機は、2024年度から2026年度までを対象とした中期経営計画2026のもと、データ配信サービスや海外市場の拡大を推進するとともに、財務・資本戦略およびサステナビリティへの取り組みを強化し、持続的な成長を目指しています。 当社はビジョンとして「はかる技術とつなぐ技術でサステナブルな社会づくりに貢献する」を掲げ、長年培ってきた計測技術とIoT・データ活用を通じて、社会課題の解決と安心・安全な社会の実現に取り組んでいます。