愛知時計電機株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 星加 俊之)は、豊中市上下水道局と無線通信により水道使用量などを自動で検針できるスマート水道メーターの導入に向けた実証実験を、豊中市内で開始しました。無線通信方式は、セルラー系LPWAの一つであるNB-IoT(NIDD)*1を採用しています。
スマート水道メーターを活用することで、水道使用量の自動検針や漏水の早期発見が可能となります。豊中市上下水道局では実証実験を通して、利用者側での使用水量の見える化など付加できるサービス内容の検討や、通信強度の確認なども進めて行く計画です。
■検証期間:2021年9月30日から2022年3月31日まで
■設置場所:
大口径(φ50mm~100mm)…市立小・中学校施設11カ所
小口径(φ13mm~ 25mm)…戸建住宅・マンション居宅10カ所
*1 NB-IoT(NIDD):
少ない電力で長距離の無線通信を可能にした通信技術で、既存のLTE基地局による広いネットワーク、高い通信安定性をもちます。一般的なセルラー系LPWA(NB-IoT(IPあり)やLTE-M)はIPアドレスを用いた通信方式であったため、セキュリティ面での課題が指摘されていましたが、NIDD(Non-IP Data Delivery)技術によりIPアドレスを使わずにデータ送信が可能となり、高い安全性も実現しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
愛知時計電機株式会社 営業本部 水機器営業推進部
TEL(052)661-5160
FAX(052)655-0091